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高麗川清流

高麗川コンクリート遊歩道に反対し計画再考を求める会

住民と共に創る民主主義や地方自治の問題を水に流してはならない

 県と日高市の共同事業である「高麗川まるごと再生プロジェクト」事業の検討の場である市部会(8回目)が、平成27年12月11日に開かれました。市部会とは、日高市がプロジェクト促進のためにつくった県と市及び地元レベルの計画検討組織で、概要やメンバーの資格は要綱で定められています。
 第8回開催の目的は、問題点を指摘してきたリンクス高麗川の要望に応じて出席を認め、話しを聞くということでした。市の従来の公式発言から、着工への意志は何ら変わることはないだろうと見込まれました。
 リンクス高麗川の要望に対しては、市は一部変更を認め、リンクス高麗川が指定した栗坪地区のお蔵淵〜高岡橋間については一部手直しが行われるようです。しかし、コンクリート遊歩道による全体計画は変更せず推進ということで再確認が行われました。「再確認」ということは、平成25年8月の第2回に提案され、第3回で既に市部会了承されているからです。
 同市部会には、我々、「高麗川コンクリート遊歩道に反対し計画再考を求める会」のほか清流青空保育の会、埼玉県河川環境団体連絡協議会の要望も配布されました。
 12月3日の私たちの要望に対して、知事回答には「よく検討するよう担当の飯能県土整備事務所に指示をしています」とありました。
 この市部会で初めて、明確にコンクリート遊歩道建設を否定する私たちの会と青空保育の会の2団体の意見が市部会メンバーに伝えられました。これら団体によるコンクリート遊歩道の全面的反対意見が明らかになったことや市民の反発を恐れて、リンクス高麗川の栗坪地区に限定される修正意見を受け入れて譲歩の姿勢を示したものと言えます。
 日高市の、何が何でも、どんな理由を付けてでもやるという姿勢と、飯能県土整備事務所の決められたことはやる、という淡々とした姿勢に触れるにつけ、計画を基本から練り直す変更は受け入れないだろうということの予想はありました。
 そして、コンクリート遊歩道建設を既定として突き進む執行段階に影響を及ぼすのは、知事と市長の政治家としての見識と行政家としての良心ではないかと考え、私たちの要望の考え方の一つに据えてきたのです。
住民と共に創る民主主義や地方自治、県民と市民の生活と福祉を基本とする県と日高市まちづくりの基本方針、及び情報公開のあり方や税金を投入する妥当性――これらの基本的問題は、「高麗川まるごと再生プロジェクト」事業に、すべて含まれていることを指摘してきました。
 各区で指摘された問題点に対する一部修正受け入れ・譲歩は、全計画を推進するための口実、推進対策として行われています。
 私たちの指摘する問題は、各工事区で一部修正・譲歩で、水に流してはならない、目を背けてはならないと、私たちは考えます。